KOKONOE Seasonal Recipe

すぎなのふりかけ

Horstails furikake (condiment for rice)

畑や庭に生えてくるすぎな。疎ましく思うかもしれませんが、ミネラル豊富な野草です。
たくさん食べすぎなければ害はないので、美味しくいただきましょう。

It grows too much in fields and gardens. It may sound unsypathetic, but horsetails are rich in minerals.
If you don't eat too much, there is no harm, so let's make it delicious.

材料 / Ingredients

干したすぎな 3g
Sundried horsetails

白炒りごま 2g
Roasted white sesame

鰹節 2g
Bonito flakes

塩 2-3g
Salt

01

すぎなの若い部分を摘んで、洗う。

Pick the young part of leaves and wash.

02

天日干しする。

Sundry them.

03

乾燥したら、フライパンで軽く炒って、すり鉢で潰す。

When dried well, lightly roast in frying pan. Then mash in motor.

04

ざるでふるい、太い葉や硬い茎は取り除く。

Sieve to remove thick leaves and hard stems.

05

塩、鰹節、いりごまを混ぜ、密封容器で保存する。

Add salt, bonito flakes and roasted sesame. Store in food container.

Memo

今回、ふりかけとしてご紹介しましたが、乾燥して炒ったものをお茶として飲むこともできます。

I introduced it as a furikake this time, but this dried and roasted horsetails can infused in hot water to drink as tea.

すぎなには、ケイ素やカルシウムが豊富に含まれています。

近年では、臓器や細胞など体の組織を保つケイ素が健康維持に良いと注目を浴びています。

カルシウムは言うまでもないですが、骨の健康には欠かせないので、老若男女に必要なミネラルです。

ただし、スギナには、ビタミンB1を破壊するチアミナーゼも含有しているため、大量に召し上がることはお勧めしません。

すぎなのふりかけを作ってみようと思ったきっかけは、私が料理学校に通っていた時の恩師です。

当時90歳を超えた恩師は、リュック1つでどこでも行ってしまうアクティブな方でした。

骨折をした時にすぎなのふりかけを作って食べたら治りが早くてお医者さんがびっくりしたの、とおっしゃっていたのをお聞きしたからです。

野草の持つ力はすごいですね。

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Profileこのレシピを書いた人

THE KOKONOE シェフ⽔⾕江希

筑波⼤学卒業後、外資系メーカーにてプロダクトマネージメント業務に10年以上携わる。料理学校へ転職を機に、講師業を⾏う。2016年に⾧野県戸隠に移住し、化学農薬や化学肥料に頼らない農業を夫婦で実践。旬の野菜中⼼で滋味あふれる⾷事をTHE KOKONOEで提供。世界の発酵食・長野の郷土食を美味しく頂きながら研鑽に励む。

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