KOKONOE Seasonal Recipe

らっきょうの甘酢漬け

Sweet vinegar pickled Japanese leek bulbs (rakkyou)

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先に下漬けしたらっきょうの塩漬けを使い、甘酢漬けを作ります。
初夏に甘酢漬けを仕込んでおいて、これからやってくる夏のスタミナ作りに役立てます。

Use salt pickled Japanese leek bulbs to make sweet vinegar pickles.
We prepare sweet vinegar pickles in early summer, and have them to make stamina in order to overcome the intense heat and humidity in Japanese summer.

材料 / Ingredients

塩漬けしたらっきょう 917g (塩水を切っておく)
Salt pickled Japanese leek bulbs (Drained from salt water)

酢 310g
Vinegar

甜菜糖 145g
Beet sugar or sugar

水 100g
Water

塩 5g
Salt

赤唐辛子 2本(うち1本は塩漬けで使用したものをそのまま使う)
Dried red chili peppers (One of them is used in salt pickled)

煮沸消毒した瓶
Sterilized jar

01

塩漬けしたらっきょうを瓶に入れる。

Put salt pickled Japanese leek bulb in the jar.

02

酢、甜菜糖、水、塩、赤唐辛子を入れ、一煮立ちさせる。

Put vinegar, sugar, water, salt and dried red chili peppers in the pan and boil once.

03

常温に冷めてから、瓶に注ぎいれる。

Let it cool as room temperature and pour in to jar.

04

冷蔵保存で2-3週間ほど味をなじませてから食べられる。

Let it sit in the fridge for 2-3 weeks prior to eat.

Rearrange

甘酢漬けにするとき、温かみのあるスパイスを入れて漬けるとまた一味違った洋風のピクルスになります。

When pickling in sweet vinegar, adding warm spices such as cinnamon, star anise, clove etc. will make a different Western-style Japanese leek bulb pickles.

らっきょうの甘酢漬けに目がない私は、1年分漬けても、1年もったことがありません。

市販品のらっきょうも美味しいものがたくさんありますが、自分の好みで漬けたらっきょうがやはり一番美味しく感じます。

特に、甘さを自分で調整できるのが手作りの良いところ。

自分で手をかけただけ、美味しく感じるものなのだと思います。

らっきょうは、「畑の薬」と言われるほど、古代から薬効が高いものとされています。

疲労回復、血流改善、コレステロール値の低下、糖尿病予防、抗菌・抗酸化作用、がん予防と抑制等の様々な効果が期待できるのだそうです。

また、食物繊維に至っては、ごぼうの3倍以上あるとのこと。

これから迎える暑い夏に、さわかやな酸味の甘酢漬けのらっきょうは欠かせません。

甘酢漬けの生姜のように、刻んでご飯に入れ、酢飯のように使うこともできますが、お肉類と一緒に炒めても美味しくいただけます。

少し匂いがきになる方は、加熱するといくらか和らぎますので、らっきょうを食べて健康にお役立てください。

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Profileこのレシピを書いた人

THE KOKONOE シェフ⽔⾕江希

筑波⼤学卒業後、外資系メーカーにてプロダクトマネージメント業務に10年以上携わる。料理学校へ転職を機に、講師業を⾏う。2016年に⾧野県戸隠に移住し、化学農薬や化学肥料に頼らない農業を夫婦で実践。旬の野菜中⼼で滋味あふれる⾷事をTHE KOKONOEで提供。世界の発酵食・長野の郷土食を美味しく頂きながら研鑽に励む。

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