KOKONOE Seasonal Recipe

ニンジンの葉っぱのかき揚げ

Carrot leaves and carrot mixed tempura (Kakiage)

私の大好物の1つ、ニンジンの葉っぱのかき揚げです。
固そうな茎の部分も丸ごと使えます。
衣は卵を使わないのでヴィーガンフレンドリーです。

My favorite kakiage is this! Kakiage is mixed tempura.
You can use the whole stem part that seems to be hard.
Tempura usually use eggs in the batter but I don't.
So, this tempura is vegan friendly.

材料 / Ingredients

ニンジンの葉っぱ 80g
Carrot leaves

地粉 10g
Wheat-flour

ニンジン(細切り) 30g
Carrot(cut in to thin strips)

<衣>Batter
地粉 40g
Wheat-flour

水 60g
Water

揚げ油 適宜(今回は米油を使用)
Oil for frying ( I used rice oil)

01

ニンジンの葉っぱは2-3センチくらいの大きさに切っておく。

Cut carrot leaves to a size of 2-3 cm.

02

葉っぱに地粉をまぶす。

Sprinkle wheat-flour on carrot leaves.

03

別のボウルに衣を作る。ニンジンの葉っぱのボウルに加えて混ぜる。

Make batter in another bowl. Add to a bowl of carrot leaves and mix.

04

油は180℃に熱する。木べらなどの上に一度まとめてから、油に落とすと揚げやすい。

Heat the oil to 356° C. It is easy to fry if you put it on a wooden spatula and then drop it in to the oil.

05

油に入れてしばらく置く。触っても崩れなくなったら、真ん中あたりを菜箸で刺す(真ん中の火の通りが良くなり、からっと揚がる)。

Put it in the oil and leave it for a while. If it doesn't crumble when you touch it, stab it with chopsticks in the middle (oil will pass through this whole and it fries crispier).

06

お塩や天ぷらのつゆ、おろし大根を添えて食べる。

Serve with salt or tempura sauce with grated daikon for better digestive.

Memo

かき揚げを食べる時、酢を入れたさっぱりしたタレで食べることが多いです。
レシピは簡単。酢2:醤油1:甜菜糖1を混ぜたものです。
このタレで納豆を食べることもあります。

When serving kakiage, I often eaten with a refreshing sauce containing vinegar. I just prefer this way and this is not traditional way of serving kakiage or tempura.
The recipe of sauce is simple. It is a mixture of vinegar 2: soy sauce 1: beet sugar or sugar 1.
I sometimes serve natto(fermented soy beans) with this sauce too.

東京時代に私的贅沢は、ニンジンの葉っぱのかき揚げでした。

そんなもの、と思われるかもしれませんが、なんと言っても葉付きニンジンがなかなか手に入らないのです。

まれに自然食品店で手に入ったとしても一時。いつ出会えるかわかりません。

移住してまもなく、畑をするようになったものの、最初は出荷をしていたので、作りやすい品目に特化したため、大好きなニンジンは後回しでした。

出荷をやめてからは「自分たちが食べたいものを作ろう!」と方向転換した2年前からニンジンを作り始めました。

しかし、なかなか発芽しなかったり、日照り続きの悪天候でネズミにかじられてしまったり。。。

繁忙期には手がかけられないので、土寄せなどの手間はできず、植えてそのまま。。。

今年になって、ようやく、なんとかニンジンが作れるようになってきたところでした。

そして固定種としての種取りも。

やっとできたニンジン。

東京時代は贅沢だった葉付きニンジンを使って、大好きなニンジンの葉っぱのかき揚げを作りました。

そのまま食べると固い茎も、かき揚げにすれば捨てることなく丸ごといただけます。

ニンジンに近い根元は、香りが強く、私は好きなのでそこも刻んで入れます。

味は春菊のよう、と言われますが、私的にはそれともちょっと違う感じ。

葉付きニンジンが手に入ったら、ご賞味ください。

お好みで干しエビなどを加えても美味しいです。

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Profileこのレシピを書いた人

THE KOKONOE シェフ⽔⾕江希

筑波⼤学卒業後、外資系メーカーにてプロダクトマネージメント業務に10年以上携わる。料理学校へ転職を機に、講師業を⾏う。2016年に⾧野県戸隠に移住し、化学農薬や化学肥料に頼らない農業を夫婦で実践。旬の野菜中⼼で滋味あふれる⾷事をTHE KOKONOEで提供。世界の発酵食・長野の郷土食を美味しく頂きながら研鑽に励む。

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